Young! Young! の活動日誌(1998.08.19〜1998.12.17)


■■■ 1998.08.19 ■■■
(※10時間ぶっ続けの夏期集中訓練1日め)

◯ストレッチ、発声
◯朗読劇『虎』(中島 敦著『山月記』を翻案したもの)
◯戯曲『チロルの秋』

 発声は新メンバーが加わったため、腹式呼吸の基礎から始めた。皆それぞれ、自分の問題点を最確認できたと思う。
 朗読『山月記』は、従来からのメンバーはおおよそ解釈できているのだろうが、新メンバーにとっては初めてなのでなかなか難しかったようだ。
 戯曲は舞台を組んでの、初めての立ち稽古を行った。動きを意識して、解釈もしていたつもりだったが、全く一本の線として繋がっていなかった。
 朗読もそうだが、解釈の難しさと重要性を改めて思い知った。
(H.W)


■■■ 1998.08.20 ■■■
(※10時間ぶっ続けの夏期集中訓練2日め)

◯ストレッチ、発声、滑舌
◯朗読劇『虎』
◯戯曲『チロルの秋』
◯大掃除

 昨日に引き続き、ストレッチ、発声から始めた。ほとんどの人に当てはまるが、身体のかたさ、基礎体力の低さが目立った。
 滑舌チェックでは、新メンバーそれぞれの課題が見えたのではないか。
 昨日、今日と2日間、『虎』と『チロルの秋』をやってみて、発声が弱すぎると感じた。発声練習のための発声ではなく、実戦のための発声を意識していきたい。滑舌も同様だ。
 この2日間で得たものは、とても大きいと思う。これからも精進していきたい。
(H.W)


□□□ 安達成彦より □□□

 この夏期集中訓練は、合宿の代わりにやったものである。
 本当ならば合宿をやりたかったのだが、貧乏な生徒たちが費用を捻出できないという事情から、10時間ぶっ続けの芝居漬けをやったのだ。


■■■ 1998.08.27 ■■■

◯発声、滑舌
◯戯曲『チロルの秋』

 いつも滑舌チェックしていただいている和田みちるさんが来られなかったため、自分たちでチェックしあった。
 一語一語の正しい発音と共に、声を豊かに響かせるということにも、まだまだ課題が残る。
 『チロルの秋』では、S.TとM.Hが、初めての通し稽古。台詞で手一杯だったようだ。
 たまには違った人の演技を見るのも、たいへん勉強になる。来週までに再度の読み込みが必要だ。
(H.W)


■■■ 1998.09.03 ■■■

◯発声、滑舌
◯朗読劇『虎』
◯戯曲『チロルの秋』

 発表に向けて一人一人の演技にだんだんと息が吹き込まれてきたようだ。が、しかし、まだまだ発表できる段階ではない。これからの伸びに期待したい。
 今日の稽古では、H.WとR.Kの芝居に目を見張るものがあった。この二人に良いライバル精神を燃やして相乗効果を起して欲しい。
(H.K) 


■■■ 1998.09.06 ■■■

◯発声、滑舌
◯朗読劇『虎』
◯戯曲『チロルの秋』

 個人的なことだが、『チロルの秋』における後半部分の弱さが解消されない。一から解釈し直す必要があるよ。
 『虎』は“コロス”の役割がまだ完全とはいえない。要研究。
(H.W)


■■■ 1998.09.07 ■■■

◯発声、滑舌
◯朗読劇『虎』
◯戯曲『チロルの秋』

 『チロルの秋』におけるH.Kの“アマノ”は、もうほぼ固まってきたように思う。“ステラ”はR.Kで決まりだろう。彼女の解釈力と表現力は並外れているように思う。
 『虎』は、やはり“コロス”がネックだ。山月記の世界観を表現するという役回りは難しいとは思うが、もう一息、頑張ってもらいたい。
(H.W)


■■■ 1998.09.09 ■■■

◯ストレッチ、発声
◯セット組み、照明打ち合わせ
◯朗読劇『虎』
◯戯曲『チロルの秋』

 舞台を組んでの稽古はできなかったものの、ミザンスや舞台の絵面が見えてきたのは大きな収穫だった。
 スタジオを移しての稽古では、久々に僕とY.Yさんによる『チロルの秋』。Y.Yさんの集中のおかげで、お互いに『チロルの秋』の世界へ入っていけたように感じた。それを観ていた連中のショックを受けた状態が印象深かった。
 実感としてはまだ浅いが、これから切磋琢磨して、それぞれが良い影響を与えあっていきたいと思う。
(H.W)


■■■ 1998.09.10 ■■■
(※本番5日前キャスト決定)

◯ストレッチ、発声、滑舌
◯戯曲『チロルの秋』

 内部発表に向けて、いよいよ今日、キャストが発表される。
 安達さんから最初に、キャスト発表にあたっての心構えがあった。内容は「今回は、今、出せる中でのベストを観せたい。今回、選ばれなかった者は、次回に出られるように、自己責任の元で努力を続けて欲しい」ということ。
 さて、この日の稽古は、1回毎に緊張を途切らせないように、皆同じ状況の中、3本続けて行われた。『チロルの秋』は大分固まってきたようだ。最後に15日の内部発表会のキャストが決定された。
 発表まで、もう日がない。なんとか完璧に仕上げたいものだ。
(H.W)


□□□ 安達成彦より □□□

 この日、私は初めて、生徒の前で泣いた。
 この時点で落ちた15期生Y.Yの芝居が、私が求めているものに、ひじょうに近かったからだ。
 だが、Y.Yの発声と滑舌は、舞台では通用しない。つまり、落とさざるを得なかったのである。
 なんで、もっと早く基礎を固めてくれなかったのかと、悔しい思いから泣いてしまったのだった。


■■■ 1998.09.13 ■■■

◯ストレッチ、発声
◯朗読劇『虎』
◯戯曲『チロルの秋』

 キャストが発表されてから最初の稽古。
 『虎』のコロスは、だいぶ見えてきたようだが、まだまだ不安が残る。主役2人のからみもなかなかうまく噛み合わない。
 『チロルの秋』では、H.K班はもう何も言うことがないように思う。私の班は、安達さんから「もっと安定させるように」との指摘。
 本番まであと2日。不安だ。
(H.W)


■■■ 1998.09.14 ■■■

◯セット組み、照明/音響打ち合わせ
◯ゲネプロ(『虎』、『チロルの秋』)

 初めて本番で使うセットを組むということもあり、段取りも悪く、ひじょうに時間がかかってしまった。
 休憩を挟んでから、最終稽古に入る。
 昨日まで不安のあった“コロス”は、大分、出来上がってきたようだ。
 明日はいよいよ本番。一発勝負。とにかく無事に終わりますように……。
(H.W)


■■■ 1998.09.15 ■■■
(所内発表会 本番当日)

 Young! Young! 第1回 所内発表会
 朗読劇『虎』原作/中島 敦、翻案・演出/安達成彦
 『チロルの秋』作/岸田國士、演出/安達成彦

◯10:30 集合〜ストレッチ、発声
◯11:30 セットのチェック〜休憩
◯12:30 最終打ち合わせ
◯13:30 マチネ客入れ
◯14:00 マチネ開演
      (動員79名)
◯15:00 マチネ終了〜客出し〜休憩
◯17:30 ソワレ客入れ
◯18:00 ソワレ開演
      (動員90名)
◯19:00 ソワレ終了〜客出し〜片付け
◯20:00 解散

 スケジュールは予定通りにすすめることが出来た。特に事故もなく、無事終えることが出来て本当に良かった。
 今回のこの研究発表は、稽古時間こそ短かったが、多くのことに気付かされ、今までの自分に反省し、俳優修業に際限はないのだと思い知った。
 だからこそ、これから先は、もっともっと勉強して、鍛練をし、人の心に変化をもたらす芝居を打てる役者を目指そうと思う。
 今回の発表会のための場を提供して下さり、稽古のためにもスタジオをお貸しくださったことに心から感謝いたします。
 今後も Young! Young! の発展のため、自分も含めて一人一人が自覚をもって活躍していけるよう、尽力したいと思います。
(H.W)


□□□ 安達成彦より □□□

 最初、この Young! Young! では、研究発表をやろうとは思っていなかった。
 だが、指導を進めているうちに、どうしても舞台でなければ教えられない限界にぶちあたってしまった。なので、唐突に発表を決めたのだ。
 『チロルの秋』の台本を渡したのは6月だったんじゃないかな? 小説『山月記』を基にして、私がおこした朗読劇『虎』に至っては、8月になってから台本を渡したと思う(笑)。
 その後、今までに計4回の内部発表をやっているけど、どれも3ヶ月以内の稽古しかさせてないんだよね。私が飽きちゃうんだ、4ヶ月以上って稽古期間に。
 それから、これも恒例なんだけど、私はキャストを決定するのが遅い。『チロルの秋』は本番5日前に決めるという遅さだ。
 これにも一応、理由があって、早く決めてしまうと、みんな自分の役しか台詞を覚えてこないし、他の役の解釈が甘くなるから。そういう芝居が、私は虫酸が走るほど嫌いなのである。
 でも、それにしても5日前かぁ。我ながらちょっと酷すぎるかもしれないな(笑)。


■■■ 1998.09.17 ■■■

◯発声、滑舌
◯ストレートナレーション
 久々のストレートナレーション。個人練習も、最近は舞台に気をとられて怠けていたため、自分自身でも疑問を感じる出来だった。練習することが癖になるよう頑張りたい。
 新しい課題『ラヴレターズ』を渡される。しっかりと解釈しておきたい。
(H.W)


■■■ 1998.09.24 ■■■

◯発声、滑舌
◯ストレートナレーション

 初見という状況の中では、皆、解釈しきれないところからくる緊張と、おぼつかない滑舌などの要因が重なり、ふだんより声量が落ちたり、テンポが安定しない。芝居の上でも影響しそうな弱点がぼろぼろと出てくる。もっともっと読むということに慣れて、安定感を得たい。
 安達さんから、滑舌の良い役者はのほとんどが、口角が上がっていて表情も良いという話を伺う。もっと顔面筋肉を鍛えることを教わる。次のステップにすすめるということは、良いことだ!
(H.K)


■■■ 1998.10.01 ■■■

◯発声、滑舌
◯デモテープ収録
◯解釈術の基礎講座

 久しぶりに大勢の前でデモテープの収録を行いましたが、やはり他人の目があると緊張度が違います。
 ひどいとちりがない場合は録音し直しもない一発勝負なので、自分の実力がハッキリわかってしまう。収録中でも滑舌のミスがわかって歯痒かったです。
 従来からのメンバーとは、半年程度の差なのに、まだまだ安定感においてかなわないと感じました。
 Young! Young! に入って、ちょうど2ヶ月。駄目な点を痛感しています。
 これからの訓練にますます気合いを入れて取り組もうと思います。
(S.T)


■■■ 1998.10.08 ■■■

◯発声、滑舌
◯戯曲『ラヴレターズ』(読み合わせ)

 『ラヴレターズ』の読み合わせが始まった。安達さんの設定面での簡単な助言により、物語の基本的なラインがわかった。
 しかし、本来であれば自分たちで調べておくべき事柄もあり、素読みの段階ですらとりこぼしている解釈もあった。
 だが、自分一人で読み込んでいた時よりも、みんなで読んでいる時の方が、とても生き生きとして、この作品の持つ魅力というものを感じることができたと思う。
 まだ一幕も途中だが、自分の想像以上におもしろく、そして難しくなっていきそうだ。
 途中から参加したメンバーだが、今回は最初からやっていく作品なのだから、けっして遅れをとらぬよう、一歩前を行く気持ちで頑張りたいと思う。
(K.W)


■■■ 1998.10.15 ■■■

◯発声、滑舌
◯戯曲『ラヴレターズ』(読み合わせ)
◯戯曲『セイムタイム、ネクストイヤー』(所見での読み合わせ)

 僕は先週、休んでしまった。その1週は、かなりの命取りだったような気がする。皆、『ラヴレターズ』の読み合わせに深みがあったように思えたからだ(自分が単に読み込んでないだけだけど)。
 『セイムタイム、ネクストイヤー』は初見での読み合わせ。にも関わらず、ストーリーの面白さが伝わってきた。その伝わってきたものが多ければ多いほど悔しさがこみ上げる。
 ただでさえ下手な者が1週でも休めば、実力の差が開くのは当たり前のことだ。今さらながらに痛感させられた1日だった。
(A.H)


□□□ 安達成彦より □□□

 この頃は、私が教えた解釈術を実践させるために、同時に2本の長篇戯曲を読み解かせるという“荒技”をやっていた。
 これは通常の講議では絶対にできない。選抜チームである Young! Young! だからこそ、やらせられる難行苦行である。
 芝居を始めて2年めの生徒たち相手に、無茶やらせてたもんだなあ、私も(笑)。


■■■ 1998.10.22 ■■■

◯発声、滑舌
◯ストレートナレーション
◯戯曲『セイムタイム、ネクストイヤー』
◯戯曲『ラヴレターズ』

 今日は(これからずっとだろうが)2本の戯曲をやった。気持ちの切り替えも大変だけど、それ以上にそれぞれの解釈や、求められているものを表現するのは、ものすごく大変だと痛感する。だからこそ、がんばりがいがあると思う。
 自分自身、やらなければならないことが山ほどあるが、ひとつひとつクリアしていきたい。
 最近、1回の講議の重要度をひしひしと感じる。がんばろう。
(Y.T)


■■■ 1998.10.29 ■■■

◯発声、滑舌
◯戯曲『セイムタイム、ネクストイヤー』
◯戯曲『ラヴレターズ』

 先週に引き続き、2本の戯曲の本読みを進めた。
 今日は「台本に書かれていることを読み取る」ということを、強く、改めて指摘していただいた。
 たとえば、句読点ひとつひとつにも作者の計算があるということだ。
 このことは、私は個人的に気にかけて台本を読むようにしていたのだが、実際に今日やってみて感情に流されてしまった点から、自分の読み込みや計算の甘さを改めて痛感した。
 安達さんと和田みちるさんによる『セイムタイム、ネクストイヤー』を観たが、安達さんが示さなければならないような状態にしてしまった自分たちの腑甲斐無さを反省し、今後へとつなげていきたい。
(R.K)


□□□ 安達成彦より □□□

 私は、正直いって、生徒の前でお手本を示すような真似はしたくない。
 だが、この日はやった。
 理由は簡単。選抜チームのメンバーたる連中が、表現の基本である「示す」が見えていなかったからだ。「しょうがねぇなぁ」と、卒業生である和田みちると組んでやってみせた次第である。
 私は常々「作家が本業の俺よりも、発声や滑舌が悪くてどうすんだよ? 作家である俺よりも、おまえらの方が芝居が上手くて当然なんだぞ」と言っていたのだから、生徒たちに大きな衝撃を与えたようである。(私自身は、みちるとからめて楽しかったんだけどもね)
 以後、Young! Young! では、私がやらねばならない事態というのは、ほとんどなくなった。


■■■ 1998.11.05 ■■■

◯発声、滑舌
◯ストレートナレーション
◯ドラマツルギーについての講議
◯戯曲

 今日の発声訓練では、共鳴点の違いで声の飛ぶ距離や、観客が受ける印象が違うなど、「声を発すること」の難しさを再認識した。
 ストレートナレーションは、何度やっても緊張する。でも、ストレートナレーションをやることによって、滑舌や、入り・転調・間・仕舞など、自分の弱点を浮きぼりにできるので、新たな目標を見つけられて嬉しい。
 講議では、役者が観客を感動へ導くには何が大切かということを教わった。この講議を『セイムタイム、ネクストイヤー』や『ラヴレターズ』、その他これからの作品に活かしていきたいと思う。
 今後、Young! Young! の活動は、どんどん厳しさと冷たさを増すとのこと。遅れをとらないよう、頑張ろうと思う。
(H.K)


■■■ 1998.11.12 ■■■

◯発声、滑舌
◯ストレートナレーション
◯朗読『シマネズミになぜ縞ができたのかのおはなし』
◯朗読『ハイシャの話』
◯戯曲『セイムタイム、ネクストイヤー』
◯戯曲『ラヴレターズ』

 今日の発声では新しい発声訓練が用いられたので、各人のレベルアップにつながると思う。目標としては、ナ行とハ行を連続で一息に言えるようになることだ。
 ストレートナレーションは新しい課題。ひとつは、なじみのない方言が多用されているもの。これはかなり難しかった。
 朗読では細かい問題点はあったが、聴く人を物語へすんなりと引き込めたのではないか。
 『セイムタイム、ネクストイヤー』では、私個人の甘さと失敗によって周りに迷惑をかけた。ひとえに私の努力不足であり、今後はこのようなことがないよう努めたい。
 『ラヴレターズ』では、男性陣では初めて7〜10歳の“アンディ”をA.Hさんが演じた。男性だからといって、子ども役ができないことなどはないと実感する。
 Young! Young! は、今後、より良い集団へと変化していくと思う。
(T.I)


■■■ 1998.11.19 ■■■

◯発声、滑舌
◯抜き打ち漢字テスト
◯ストレートナレーション
◯朗読『この気持ち、伝えたい』
◯戯曲『セイムタイム、ネクストイヤー』

 どんどん厳しさを増し、カリキュラムも豊富になり、年末を猛スピードで駆け抜けるがごとく進み始める、我々 Young! Young! 一同。この機を逃すこと無く、大きな成長を遂げていきたい。
 安達さんも、それを心から願っているはずだ。安達さんの気持ちに応えられないようならば、リタイヤさえも考えるべきだと思う。
 言い過ぎかもしれないが、それだけの内容と、それだけの想いが我々を動かしている。
 現実をひっくり返し、不可能を実現すべく、努力の意味を噛み締めよう。
(H.K)


■■■ 1998.11.26 ■■■

◯ストレッチ
◯発声、滑舌
◯ストレートナレーション
◯朗読『この気持ち、伝えたい』
◯戯曲『セイムタイム、ネクストイヤー』

 今日のストレートナレーションは、直前に原稿をもらって読む、完全な所見で行われた。ひとつの文章を3分で読むのが目標だが、皆、途中で流れてしまい、難しかったようである。「大きな声を出しても、息が長く、声は広く、大きく続くように」とのこと。
 朗読では、私はY.Iさんとペアを組んだが、安達さんがおっしゃるように彼女と私の違いのようなものを感じた。自分に足りないものを、持っている人からどんどん盗んで、役の幅と人間の幅を広げていきたい。ここは、それができる集団だと思う。切磋琢磨!
 『セイムタイム、ネクストイヤー』は、「ト書きを無視しないこと」「自分がどう観られているかという『絵姿』」を改めて考え直したい。回を重ねるごとに、キャラクターに色がついていくようで楽しい。他人が演ずるのを観て、自分の解釈の甘さを実感する今日この頃。頑張ろう。
(M.H)


■■■ 1998.12.03 ■■■

◯発声、滑舌
◯ストレートナレーション
◯ストレートプレイについての講議
◯戯曲『セイムタイム、ネクストイヤー』

 ストレートナレーションにせよ、戯曲にせよ、皆の演じているのを観ていると、各人の成長ぶりを目の当たりにして自己嫌悪に陥ってしまう。
 皆ほど自分は努力しているだろうかと自問すればするほどに、悲しくなってくる。暗い気分になっている暇などないのだが……
 来週は休講との連絡があった。自分を見つめ直す時間ができる。もう一度、初心に返ろうと思う。皆に遅れをとらないよう頑張ります。
(H.K)


■■■ 1998.12.17 ■■■

◯発声、滑舌
◯朗読『この気持ち、伝えたい』
◯戯曲『セイムタイム、ネクストイヤー』

 98年最後の練習でした。
 自分は夏以降に新参加したメンバーなので、まだ数カ月しかやっていないのですが、思うことは色々な意味で勉強になることが沢山ある、ということ。
 自分の弱点であったり、他のメンバーが苦手にしている部分、自分とは違う考え方であったり、プロ現場の空気というものや、ちょっと裏話的なもの、などなど。毎回ドキドキしながら参加し、いい刺激を受けてきました。
 自分の反省点としては、けっこう休んでしまったことや、積極的に前に出なかったこと、なんのために来ているのだか……理由らしきものはありますが、それは全て言い訳でしかありません。
 来年はまた基礎から始めるということなので、気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
「継続は力なり」という言葉の深さを改めて感じる今日この頃です。
(K.W)


□□□ 安達成彦より □□□

 こうやって改めて読み返してみると、みんな、悩んでたんだねえ。今じゃ、ずいぶんとフテブテしくなっちゃったんだけれどもさ(笑)。
 それにしても、凄い量の課題をやらせていたものだ。「寝ないで解釈してこい」とか「5万回、台本を読み返してこい」とか言ってたものなあ、この頃の私は。
 ま、基本方針は同じなんだけれどもね、今も。
 ちなみに、この頃までは、私はしょっちゅう怒鳴っていた。「台詞に必然がない!」「解釈が見えない!」「表現されてない!」って。
 でも、今は怒鳴ってないんだよね、全然。これは、こないだ、ヘロミに確認してみた。「俺、今年(1999年)に入ってから、おまえら相手に全然怒鳴ってないよな」って。
 そうやって考えてみると、成長したんだね、こいつらもさ。私を怒らせず、指導だけに集中できるようにしてくれてるんだから。
 いやぁ、なんかシミジミしちゃうよ(笑)。

 この活動日誌は、あと2回あります。続きをお楽しみに!