![]() ここからが本番だ! |
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さて、ここからは養成所に入学してから、という前提で話を進める。 養成所に入って、最初に身につけるべきこととはなにか? 礼儀である。 これはガツンと言っておくが、行儀の悪い奴、礼儀ができていない奴は、絶対に浮かび上がれない業界だからね。 まずは挨拶。明朗快活に「おはようございます」は当たり前。声を出せない状況であったら、会釈をきちんとする。 養成所の段階においても、返事は「はい!」だ。若い連中の間や、中学高校の延長線上で「はぁ」なんて言ってると、講師からマトモに相手されなくなるぞ。 この業界、厳正なる縦社会なのだ。 今の若い人たちは「人間皆平等」といっているが、ウチラの業界は不平等と不公平が罷り通っているのである(それが厭なら諦めることだね)。 目上の人に可愛がられること。これが全てだといっても過言ではない。 その分、役者の世界の師弟関係は一生続くものである。弟子と認めた場合には、なにかにつけて師匠は助けてくれるものだし、兄弟子も面倒をみてくれる。そういう濃い人間関係が、役者の世界というものなのだ。 ただし、自分の都合で、師匠を利用したり、兄弟子を利用してると、スパッと斬り捨てられる業界だということも忘れないように。 また、演出や脚本家、エンジニアといったスタッフにも嫌われないようにすることだ。 演出に嫌われたら、出演機会そのものが失われてしまうし、脚本家に嫌われたら、台詞と出番を削られてしまうし、エンジニアに嫌われたら、録音時に声の艶をスポイルされかねないものなのである。 余談ではあるが、某大手プロダクション附属養成所出身の新人は、ここらへんの礼儀というやつが全くできていない。だから、その某養成所は3000人近い生徒を抱えながらも、なかなか新人が出てこられないのだ。 だって、業界中に「あそこの新人は生意気だから」って連絡網がまわちゃってるもんねー(笑)。 |