バカは役者に向いていません

 役者にいちばん向いていないのは、バカである。
 この場合のバカとは、前述の勘違いバカが代表だが、それなり以上の学力も必要とされるのは知ってほしい。

 まずは、朝日新聞の天声人語をスラスラ読める程度の漢字能力ぐらいは欲しいものだ。
 新聞の一面をスラスラ読める漢字能力であれば理想的といえよう。
 勝田の受験では、毎年、何人かがこの漢字能力で落とされている。なんとも情けない話ではあるが、中学生以下としかよべないような二十歳がいるのには参る(苦笑)。

 ちなみに講師としての私が求めるのは、国語能力である。最低でも中学3年生の偏差値50以上の国語能力がほしい。60以上が理想的である。
 国語能力は役者としての必須能力「解釈力」に関わるのだ。
 もし、君が、まだ中学生か高校生で、養成所にはまだまだ入れないというのであれば、今は国語の勉強を必死でやることだ。
特に読解問題に徹底的に取り組んでほしい。
 その他、学校の勉強で、役者になるのに役立つのは、

 基礎体力づくりとしての体育、
 音感養成としての音楽、
 教養としての社会、理科、

 といったところであろうか。
 とにかくわかってほしいのは、バカは役者には向いていないのである。
 役者バカとなって芝居の道を邁進するのはかまわないが、 バカが役者の道に迷い込んでくるのはヒジョーに迷惑だ。



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