これがサイテー養成所!

「最低の養成所はあっても、最高の養成所はない」

 これは私が提唱する業界の真理のひとつである(笑)。
 では、最低の養成所に行ってしまった場合、どんなことになるかという実話を紹介してみよう。(または、自分が今在籍している養成所がどうか、これから行く養成所はどうかという判断材料にしてほしい)


「毎回、講師が違う」

 講師は、個人の資質を見分けた上で、各人にあった指導をする。1回や2回の講議では生徒の資質を見分けられないため、深く突っ込んだ指導などはできるわけがない。
 1年間のうち、最低20コマはひとりの講師が教える体制が整っていない養成所になんて行くだけムダというものである。

「段階を踏まない講師」

 これは某大手プロダクション附属養成所での実話なのだが… 基礎科(1年生)として入学し、最初の講議で「それじゃ構図が見えないでしょ!」と叱られたそーである。
カリキュラムがない学校では、指導の全てを講師に任せっきりなので、こーゆーワケワカラン目に遭うことも覚悟しておいたほうがいい。

「わやくちゃなクラス編成」

 芝居を教えるには、1クラス25人以下でなければ不可能である。また、年齢層も、最年少は高校生、最高でも30歳まで、といったところであろうか。
 が、新聞広告などで有名な某プロダクション系養成所では、1クラスが50人近くもいて、その年齢層も下は小学校6年生、上は40代後半のおぢさん・おばさんだというのである。
こんなところでマトモな講議などできるわけがない。

「間抜けな先輩に気をつけろ」

 役者の世界は、基本的には体育会系の上下関係だ。先輩は永遠に先輩だし、後輩は永遠に後輩である。これは先輩より先にデビューして、どんなに人気が出ても変わらない。
 しかし、これを勘違いして、後輩をいぢめる馬鹿な先輩というのが、どこの養成所にもいる。
こーゆーのに関わってはいけない。
潰されるのがオチである。本当についていっていいのは、優しくて面倒見がよくって、自分より確実に能力が高い先輩だけだ。
そーゆー先輩以外は、笑ってシカトするのが一番である。
 また、養成所によってはダブリ番長ともいうべき勘違い馬鹿がいる。進級できない劣等生なのに、先輩風を吹かすとゆーやつだ。
これは徹底して無視してかまわない。どーせ、プロになれないのだ。

「青春の思い出づくりに引きずり込まれるな」

 どこの養成所でも、アマチュア小劇団の経験者というのがいる。で、この経験者というのはズブの素人相手に「それらしいこと」をいって、自分のためのアマチュア小劇団をつくりたがる傾向がある。こーゆーのには、絶対にのってはいけない。
 素人の演出によってプロにはなった役者など皆無だし、素人がホンを書いた舞台なんか芝居の勉強にはちっともならない。
 プロを育てられるのは、プロだけだ。
 声優とは、プロ役者のマスコミ仕事であることを忘れてはいけない。



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